andyのfireブログ

40代後半家庭持ち。サラリーマンを辞め、米国インデックスを中心に個別株も楽しんでいます!FIREを試行錯誤中!

株式会社は誰のもの?ボーイング強欲の代償

andyのfireブログ - にほんブログ村 人気ブログランキングでフォロー

こんにちは、Andyです。

*本ページはプロモーションが含まれています*

 

ふらっと本屋さんにより、自分の知らない、SNSなどでも紹介されていない本を探す、巡り会うのが好きです。

 

先日、本屋さんに参った時に、”ボーイング強欲の代償”と言うタイトルの本が、新刊で並んでいました。ボーイングの本なので、てっきり外国人が執筆したか、と思ったのですが、日本人が書いていることにもっと興味をそそられました。

帯を読むと、非常に面白そうな、モノ作りと株価至上主義の観点での考察でした。

 

早速手に取り、3日間で読破しました。

非常に興味深い本でしたので、ご紹介させてください。

 

過去10年以上に渡り、ボーイングは大規模な事故を起こしてきました。

・787の発火事故

・737MAXのインドネシアエチオピアでの墜落事故

この大きな原因を作ったのが、株主至上主義、1970年代に提唱され今なお続く、ノーベル賞経済学者フリードマンドクトリン、だと筆者は考えています。

フリードマンドクトリンを最も体現してきたのが、元GEのCEOジャックウェルチ

そのジャックウェルチの部下だった人たちが、ボーイングのCEOに次々となり、フリードマンドクトリンを体現していく。

 

しかし、金融会社であれば、フリードマンドクトリンは全く問題ないのだが、物作りの会社、特に安全を何よりも最優先すべき会社が、株主資本主義に走り、とにかく4半期利益を最優先に考えれば、起きることは・・・・・。と言う論調です。

 

私も物作りの会社にいましたため、よく感じる部分があります。

将来的な新製品開発には投資がかかる、その点人員削減や投資抑制で利益を上げていけば、株価はどんどん上がる、、、けどいずれは行き詰まりますよね。

CEOの考える時間軸が、どのレンジかで上記、どこにお金をかけるか、は変わってくるかと思います。あと、企業の規模感。

大きな企業であればあるほど、毎年の成長性を考えれば、そんな市場は無い、既存の市場を買収なりするしか、パイを稼げない、自ずと利益も伸びていかない。いずれは行き詰まりますよね、永遠の株価上昇は。

 

ボーイングのような、安全を第一優先にしなければならない企業であれば尚更だと感じました。

つまり、物作りをしている会社は、株主至上主義ではなく、他が第一優先にならなければ、いづれはボロが出る、事故を起こす、品質不良で大損害が出る、と言う感じがします。

株主至上主義の会社は、何よりも株主利益が優先ですから、働きにくいように感じます。

毎年の利益の成長、を遂げている会社の内実は・・・・・と強く感じたところでした。

 

一方、投資家としては、このような株主至上主義を貫く会社の個別株投資がいいのか、と。

ただし、期間限定で、と感じた次第です!


 

 

 

よろしければ、ポチッとお願いします。