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40代後半家庭持ち。サラリーマンを辞め、米国インデックスを中心に個別株も楽しんでいます!FIREを試行錯誤中!

書見「帝国のカーブ」ドル覇権と仮想通貨、金融帝国米国を打倒するのは難しい!SP500インデックスファンドを追加購入していきます

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こんにちは、Andyです。

*本ページはプロモーションが含まれています*

皆様、米国は何故経済が強いのでしょうか?何故、投資信託でインデックスファンドを購入する時、かなり多くの銘柄に米国企業、米国株が組み込まれているのでしょうか?

何故、米国は一方的に関税を引き上げ、無理難題を各国に言うのでしょうか。

 

米国は覇権国だからです!

その覇権国米国に関する本を、中国の人民解放軍出身の喬良さんが書かれていました。

帝国のカーブ 「超限戦」時代に見るアメリカの「金融戦」の本質 [ 喬良 ]

価格:1980円
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◯作者紹介

 喬良さんは元中国人民解放軍 空軍少将。元国防大学教授。北京大学卒業。

 1999年に超限戦を発表。世界に衝撃を与える。

 アメリカのウエストポイント陸軍士官学校の必読書、海軍大学校の教科書、アメリカ陸軍の

 最新作線条例にも記載された。

 ハイブリッド戦争理論の創始者として認められている。

 

◯内容

 著者は、過去の覇権国と比較して現在の覇権国米国との違いからまずは述べています。

過去の覇権国:軍事力・政治力で他国を征服、植民地化

米国:他国を征服せず、金融文明を創り、その金融の力で世界中から利益を得ている。

   その中心となる役割を果たしているのが、米ドル。

 

アメリカは、強大な軍事力によって米ドルの覇権を守り、テクノロジーイノベーションをリードしさえすれば資本を通して全世界の資源と製造業を牛耳って永遠に国際社会の頂点に立つ事ができると考えている、とのこと。

その米ドルを量的緩和(じゃぶじゃぶに米ドルを市場に供給)により大量に輸出、その後緩和

を終了することで米国に米ドルを還元させる、その際に大量の利益につながる。また、米ドルを還元させる際には、当該国で紛争を起こさせ、軍事力により介入、ボロボロになったところで格安で購入、ということを行っているとのこと。

 

しかし、ITからAIに至る革命をアメリカがリードしてきたにもかかわらず、真っ先に衝撃を受けたのはアメリカ。アメリカの帝国は「繁栄から衰退へと向かう」とある。

 *この衰退は米国内に製造業が無い事を意味して衰退とかかれています。

その後は、中国が台頭する、ということは述べられていないです。

米国は金融文明を世界に提供し、それなりに各国が発展してきた。中国が台頭するとすれば、世界に何を提供できるか?

次に台頭できる国は「共存共栄、平等互恵」という旗印が必要、願わくば中国が女神に微笑まれることを望むと書かれていました。

 

 

◯この本を読んで

 非常に面白かったです。

グローバル化=米ドルの輸出、製造業の輸出による金融立国の完成。製造業は同盟国で。

軍事力による紛争への介入、その後の資源確保、富の蓄積。

まさにその通りに現実は進んできましたよね!

今まさに世界で行われているイスラエルの戦争、ウクライナの戦争も、結局は米国の兵器が使われる(儲かる)、米国から見た敵対国の資本的な衰退、相対的な米国、米ドルの地位向上。

政治・ニュースの表には出てこない面がまさにこの本に書かれていると感じました。

 

一方、覇権国争いに関しては、そもそもロシアは論外。中国に関しては徹底的に貿易戦争を仕掛けることで弱体化を図っていますよね。

GDPの推移を追っかけてみましたら、両国の差が広がっています。

GDP

各国のGDP

テクノロジーと金融で引っ張る米国、製造業は同盟国に担わせるという大きな動きに対しては、さすがの中国も難しい状況が続くように感じられます。

米ドルを守るためにも中国による影響力の拡大、人民元の拡大は阻止する動きは続けるでしょうし、これは現在の共和党にかかわらず、民主党、米国の長年の政権に受け継がれていくように感じます。

 

中国も米国に対抗するために最新テクノロジーを磨き続けていますが、世界初、というテクノロジーは米国から生まれていますよね。中国は安く追いつくのには強いですが。

 

◯注目している点

国際貿易におけるしようされる通貨シェアは追いかけていこうと思います。

この本にもあるとおり、米国の覇権を支えているのは米ドル。

米ドルに対し、人民元、ユーロ、ビットコインがどの程度通貨として使用されていくか、がポイントだと感じました。

SWIFT

現時点での通貨シェア

 

◯私の今後の行動

覇権国としての米国が続くように考えています。まさに著者が考えられているように、テクノロジーと金融立国としての強さが際立っています。軍事力もさることながら。

 

逆に、覇権国の米国が衰退するとして、他のどこが覇権国となるでしょうか。

4地域で力が均衡する(米国、東アジア、南アジア、欧州)という事も言われたりしますが。

とした場合に、どこに自分自身は投資すべきでしょうか?

今後の世界の成長を考えた場合、米国の比率を下げるとしたら、どこに投資しますか?投資できますか?

20年以上前に流行りました、BRICS!ここに投資しましたが、現時点金融面でBRICSの成長は大きくありません。今後も、経済は伸びていくでしょうが、金融面では難しいと考えています。では、アフリカ・・・・・?

欧州はどうでしょうか?日本はどうでしょうか?

両地域共に、人口減少社会に突入しています、もしくは今後突入します。

移民を入れるとしても、人口減少それに打ち勝つ経済の成長、結果としての金融の強さは難しいように感じます。

 

結局は、今のオールカントリーの投資信託という考えになってしまいます。

 

という考えのもと、

私の投資:メインは米国SP500のインデックスファンド

家族:メインはオールカントリーのインデックスファンド

 

を積み立て購入しようと思います。

 

 

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