andyのfireブログ

40代後半家庭持ち。世界初の大病を患い退職。米国インデックスを中心にクルーズ個別株、ホテル個別株、ビットコインも楽しんでいます!また病気予防を旨とし、病気の話題もお届けします。

「ギリシャ危機の後に起きたこと」日本でも起きる可能性!年金カット、公共サービス縮小、公務員の大幅な削減、医療の質の低下

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こんにちはAndyです。

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皆様、15年ほど前になるギリシャ危機を覚えていますでしょうか?

 

この時期は、リーマンショック東日本大震災が数年間で起こり、遠い欧州ギリシャでの危機は忘れ去られた方が多いかと思います。

私も同じです。

 

今回参議院選挙きっかけに、再度全国民へのバラマキ政策が掲げられています。

財源が無いにも関わらずです。

あまりニュースになっていませんが、日本国債の長期債の入札、買う方が少なく、再度短期債で募集を行う、ということが起きています。

これは、日本の国債、借金への信用が無くなり、どんどん購入してくれる方が少なくなっている証拠ですね^^;;;。

これが続けば誰も国債を買ってくれなくなり、財政破綻となってしまいます。

 

そのような事は、ちょこちょこ世界の各地で起きています。

ギリシャではリーマンショック時の2009年に危機が発生し、結構ひどい事になりました。

要は、国として節約し、借金を返しなさい、ということになりました。

 

 

ギリシャ危機の原因項目

まあ、ギリシャもゆるゆるの財政活動を行っていたみたいです。

日本は公務員天国とは言いませんが、国がやる投資案件、かなり緩いですよね。

箱物(建築物)を年金貯金で建てまくり、無駄な建物が今でも乱立していますよね。

 で今は年金の原資が無いと・・・・。

原因項目 内容
財政赤字体質 長年の放漫財政・公務員天国・脱税
② 財政統計の粉飾 実際より赤字を少なく見せていた
③ ユーロの副作用 ユーロ導入により安易に借金できた
④ 金融政策の制約 通貨発行権がなく、景気刺激が不能
世界金融危機 リーマン後に信用不安が一気に表面化
⑥ ユーロ制度の欠陥 財政一体化しておらず、調整力に乏しい

 

その後、ギリシャで起きた状況を以下にまとめてみました。

結局は、借金を返すために、増税を行うのと、公共サービスの縮小などから国の財政を縮小、消費額を抑える、という至極真っ当な方向にやらされた感じです。

個人個人の家でしたら、赤字になれば上記行動を取りますよね!

国だったら取らなくていいのか?、そんな事は無いでしょう!

 


🏦 経済面の影響

1. 失業率の急上昇

  • 危機前(2008年)の失業率:約7%

  • 危機後のピーク(2013年):約28%

  • 若年層(15〜24歳)は60%超に達し、「失われた世代」と呼ばれた。

2. 大幅な財政緊縮

  • EUIMF・ECB(三者トロイカ)からの救済融資と引き換えに、政府は厳しい歳出削減と増税を実施。

  • 公務員の大幅な削減、年金カット、公共サービスの縮小が進行。

3. 経済縮小と生活水準の低下

  • 2008年〜2016年でGDPは約25%減少。

  • 実質賃金の下落、医療・教育の質の低下、貧困層の急増(人口の30%以上が貧困線以下に)。


🏛️ 政治・社会面の影響

4. 政治の不安定化

  • 与党交代が頻繁に発生。緊縮反対を掲げた**急進左派連合(SYRIZA)**が2015年に政権を奪取。

  • 国民投票(2015年):緊縮案の拒否が多数 → その後、結局EUとの合意を受け入れるという逆転展開。

5. 社会的不安と抗議行動

  • 緊縮政策への怒りから、ゼネスト・デモ・暴動が頻発。

  • アテネでは放火や破壊行為も見られ、社会秩序が揺らいだ。

6. 極右の台頭

  • 移民排斥や反EUを掲げる極右政党「黄金の夜明け」が台頭(のちに衰退)。

  • 社会の分断や排外主義的風潮の強まり。


🌐 国際関係と通貨制度

7. ユーロ離脱(グレグジット)の議論

  • 財政破綻寸前となり、「ユーロ圏離脱(Grexit)」が現実味を帯びた。

  • 最終的にはEUにとどまるが、EUの結束と通貨統合制度に大きな疑問を残した。


🛠️ 危機後の復興とその後

8. 債務再編と再建

  • ギリシャは3度の支援(総額 約2,600億ユーロ)を受けつつ、徐々に経済回復へ。

  • 2018年に金融支援プログラムが終了し、形式的に「危機からの脱却」を果たす。

9. 長期的課題の残存

  • 現在も高水準の政府債務(対GDP比で160%以上)。

  • 若年層の国外流出(いわゆる「頭脳流出」)が続く。

  • 国民のEUや政治への信頼回復には時間がかかっている。


✅ まとめ

分野 主な影響
経済 GDPの急落、失業率上昇、緊縮政策による生活悪化
政治 政権交代の頻発、ポピュリズム国民投票の波乱
社会 デモ・暴動、格差拡大、極右・反体制の台頭
国際関係 EUとの摩擦、ユーロ離脱論、信用不安

 

日本も例外では無いと感じます。

無駄な借金のつけは必ず国民である我々に返ってきます。

今回の参議院選挙、財源の議論や、緊縮財政の話は全く出ませんよね。

 

大丈夫でしょうか?

官僚の方々、是非とも頑張って政治家を説得するようにお願いいたします。

若い政治家の方々なら、数十年後に自分に返ってくることを考えると思いますので!

 

ここまでお読みいただき有難うございます。

 

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