こんにちは、Andyです。
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皆様、赤字国債発行をどう思いますか?
政治家や日銀がやることでしょ、どうせ関係ないし・・・・。
との声が聞こえてきそうです。
これって、我々の生活にも関係ありますよ^^円安でインフレがひどくなりますよ^^;;;
政治家が、減税、ばらまき、と目先いいことばかり言うのは危険だと私は思っています。
高市さんであれば、日銀の利上げを認め、インフレを少しでも和らげる方向性に導くことを願っています。
🇬🇧 イギリスのトラスショック(Truss Shock)概要
🗓 発生時期
2022年9月〜10月
👩💼 主な人物
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リズ・トラス(Liz Truss):2022年9月に就任した英国首相(保守党)
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クワジ・クワーテング(Kwasi Kwarteng):財務相(当時)
① 背景
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イギリスは2022年、インフレ率10%超、エネルギー価格高騰、景気後退懸念などの厳しい経済状況にありました。
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新首相となったリズ・トラスは「経済成長重視・減税路線」を掲げ、サッチャー時代のような「供給側改革」を狙いました。
② ミニ予算(Mini-Budget)の発表
📅 2022年9月23日
クワーテング財務相が「成長計画2022(Growth Plan 2022)」を発表。通称 “ミニ・バジェット”。
主な内容:
👉 財源を明示せずに大規模減税を打ち出したため、市場は「財政無責任だ」と強く反応。
③ 市場の反応(トラスショック)
結果、金融市場が混乱:
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英ポンド急落(1ポンド=1.03ドルと史上最安値近くまで下落)
💥 → これが「トラスショック」と呼ばれる現象です。
④ 政治的影響
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国民・党内から強い反発。
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財務相クワーテングを解任し、政策の一部を撤回。
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しかし混乱は収まらず、就任からわずか44日で辞任。
→ イギリス史上最短の首相在任期間となりました。
⑤ 経済的・金融的影響
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英国債市場の信頼性低下。
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英国の長期金利は恒常的に上昇基調へ。
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住宅ローン金利も急上昇し、住宅市場が冷え込み。
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「財政政策の信頼性を失うことが、通貨危機・債券危機を招く」という典型例として国際的にも注目されました。
⑥ その後(スナク政権)
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リシ・スナク首相(2022年10月就任)が財政健全化方針に転換。
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減税のほぼ全てを撤回。
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市場は徐々に安定を取り戻しましたが、金利・インフレ・成長鈍化の三重苦が残りました。