andyのfireブログ

40代後半家庭持ち。サラリーマンを辞め、米国インデックスを中心に個別株も楽しんでいます!FIREを試行錯誤中!

書見 「弱い円の正体 仮面の黒字国日本」 もう円高には戻らない可能性!?人口減少に伴い、少しずつ少しずつ140円、150円、160円と進んでいく未来

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こんにちは、Andyです。

*本ページはプロモーションが含まれています*

皆様、現在の為替、具体的にはドル円レートに関して、どのように思われていますでしょうか?

テレビの番組などでは、円安円安と騒がれ、インバウンドの観光客が増加、日本人の海外旅行が減少、というような事が報じられています。

何か世界的な事件が起きれば、円高になる、ということも言われています。

果たして、今後も今まで通り、有事の円高、は本当なのでしょうか???

という疑問を私は持っており、本を漁ってみました。

 

2000年代に入り、インターネットの普及とともに、インターネットでの株・為替の取引がスタートしてきました。

私も2005年から為替の取引をFX会社で行ってきました。

2008年のリーマンショック

2011年の東日本大震災

では、ドル円レートでは大幅な円高になり、驚いたのを今でも覚えています。

その過去の経験から、2020年のコロナショックでは、ドル円のショートを構築してみました。いわゆる、ドル売り円買いポジションです。

 

しかし、大失敗。。。。

何故???

110円くらいからコロナにより100円近辺に行きました。このとき、過去の経験からは

100円を切る円高の攻防が激しくなり、その後ずどん、と円高に突き抜ける。

あっという間に90円代前半、というイメージを持っていました。

 

2020年からのドル円レート

 

しかし、結果は全くの逆でした。。。

102年程度から一気に110円に戻り、その後は120円を突き抜け140円台まで行きました。

 

ドル円のショートポジションは、110円ちょっとで損切りしました^^;;;;。

 

その原因を探るべく出会いましたのが、以下の本です。

弱い円の正体 仮面の黒字国・日本 (日経プレミアシリーズ) [ 唐鎌大輔 ]

価格:1100円
(2025/6/3 18:54時点)
感想(2件)

為替レートを決めるのは、需給と投機です。その需給面での分析を行っている本です。

非常に面白かったです。

 

◯結論

円安は進むと感じています。

今後10年単位で見ていくと、人口減少に伴い国内生産量の増加、輸出は見込めませんので、

貿易収支が黒字になることは考えにくく、円安は進むと感じます。

日本の大きな流れは人口減少社会ですので、人口減少からくる問題はそう簡単には変化しないと思います。となりますと、円安の流れも変化しないと思われます。

ドル円レートに影響する要因

①貿易収支は2014年を境に日本の経済構造が変化したことを表している模様。

 東日本大震災に伴う強烈な円高で、企業は海外現地生産化を加速。一方、原油輸入量増大に

 伴い、貿易収支は赤字転落。

 

②サービス収支

 インバウンドで円高要因になるが、人手不足で受け入れにも限界。

 一方、アマゾン、アップル、ネットフリックス等のGAFAM系のサービスはドルベースでの

 支払いになるため、利用者拡大に伴いインバウンドによる黒字を上回る規模に拡大。

 今後、AI進化に伴いGAFAMサービスへの支払いも増大が予測され、さらなる赤字拡大が

 予測される。

 

③第一時所得収支

 企業の海外への投資。投資収益は莫大であるが、海外に投資利益をプールしそのまま現地

 での再投資に活用されている模様。そのため、日本への資金の還流が起きず、円高要因

 としては大規模な黒字の割に、円高への寄与が小さくなる。

 

④資産運用立国/家計部門の円売り

 新NISA効果ですね。外国株でのインデックス投資が大変盛り上がり、家計2000兆円の

 うち結構な部分が外国株に向かいつつある状況ですね。

 長期投資での動きですので、一方方向のドル需要。円安ですよね。

 よく投資業界で言われるみたいですが、”政府に逆らうな””Fed(米国FRB)と戦うな”

 という事を守り、コツコツインデックス積立を20年30年と続けていこうと思います。

 

 

◯私はどうするか

 自分、家族の資産をドルベースで持つようにしています。

 9割以上がドル連動です。

 投資はありきたりですが、米国株、世界株のインデックス中心です。

 リスクヘッジ米国債券、金です。

 

 

日本は人口減少が確定しています。同年代の意見を聞いても増える気がしないです。

このまま円安が徐々に進むのであれば、インフレヘッジも兼ねて、ドルベースでの資産運用は

継続していきます。

大阪万博でも感じましたが、海外は高い。日本は安い。

円安も伴いながら、徐々に日本はインフレで物価上昇は続くと思っています。

 

歴史的な大きな転換点に差し掛かっているように思います。

 

 

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