こんにちは、Andyです。
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皆様、現在の為替、具体的にはドル円レートに関して、どのように思われていますでしょうか?
テレビの番組などでは、円安円安と騒がれ、インバウンドの観光客が増加、日本人の海外旅行が減少、というような事が報じられています。
何か世界的な事件が起きれば、円高になる、ということも言われています。
果たして、今後も今まで通り、有事の円高、は本当なのでしょうか???
という疑問を私は持っており、本を漁ってみました。
2000年代に入り、インターネットの普及とともに、インターネットでの株・為替の取引がスタートしてきました。
私も2005年から為替の取引をFX会社で行ってきました。
2008年のリーマンショック
2011年の東日本大震災
では、ドル円レートでは大幅な円高になり、驚いたのを今でも覚えています。
その過去の経験から、2020年のコロナショックでは、ドル円のショートを構築してみました。いわゆる、ドル売り円買いポジションです。
しかし、大失敗。。。。
何故???
110円くらいからコロナにより100円近辺に行きました。このとき、過去の経験からは
100円を切る円高の攻防が激しくなり、その後ずどん、と円高に突き抜ける。
あっという間に90円代前半、というイメージを持っていました。
しかし、結果は全くの逆でした。。。
102年程度から一気に110円に戻り、その後は120円を突き抜け140円台まで行きました。
ドル円のショートポジションは、110円ちょっとで損切りしました^^;;;;。
その原因を探るべく出会いましたのが、以下の本です。
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弱い円の正体 仮面の黒字国・日本 (日経プレミアシリーズ) [ 唐鎌大輔 ] 価格:1100円 |
為替レートを決めるのは、需給と投機です。その需給面での分析を行っている本です。
非常に面白かったです。
◯結論
円安は進むと感じています。
今後10年単位で見ていくと、人口減少に伴い国内生産量の増加、輸出は見込めませんので、
貿易収支が黒字になることは考えにくく、円安は進むと感じます。
日本の大きな流れは人口減少社会ですので、人口減少からくる問題はそう簡単には変化しないと思います。となりますと、円安の流れも変化しないと思われます。
①貿易収支は2014年を境に日本の経済構造が変化したことを表している模様。
東日本大震災に伴う強烈な円高で、企業は海外現地生産化を加速。一方、原油輸入量増大に
伴い、貿易収支は赤字転落。
②サービス収支
インバウンドで円高要因になるが、人手不足で受け入れにも限界。
一方、アマゾン、アップル、ネットフリックス等のGAFAM系のサービスはドルベースでの
支払いになるため、利用者拡大に伴いインバウンドによる黒字を上回る規模に拡大。
今後、AI進化に伴いGAFAMサービスへの支払いも増大が予測され、さらなる赤字拡大が
予測される。
③第一時所得収支
企業の海外への投資。投資収益は莫大であるが、海外に投資利益をプールしそのまま現地
での再投資に活用されている模様。そのため、日本への資金の還流が起きず、円高要因
としては大規模な黒字の割に、円高への寄与が小さくなる。
④資産運用立国/家計部門の円売り
新NISA効果ですね。外国株でのインデックス投資が大変盛り上がり、家計2000兆円の
うち結構な部分が外国株に向かいつつある状況ですね。
長期投資での動きですので、一方方向のドル需要。円安ですよね。
よく投資業界で言われるみたいですが、”政府に逆らうな””Fed(米国FRB)と戦うな”
という事を守り、コツコツインデックス積立を20年30年と続けていこうと思います。
◯私はどうするか
自分、家族の資産をドルベースで持つようにしています。
9割以上がドル連動です。
投資はありきたりですが、米国株、世界株のインデックス中心です。
日本は人口減少が確定しています。同年代の意見を聞いても増える気がしないです。
このまま円安が徐々に進むのであれば、インフレヘッジも兼ねて、ドルベースでの資産運用は
継続していきます。
大阪万博でも感じましたが、海外は高い。日本は安い。
円安も伴いながら、徐々に日本はインフレで物価上昇は続くと思っています。
歴史的な大きな転換点に差し掛かっているように思います。
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