andyのfireブログ

40代後半家庭持ち。世界初の大病を患い退職。米国インデックスを中心にクルーズ個別株、ホテル個別株、ビットコインも楽しんでいます!また病気予防を旨とし、病気の話題もお届けします。

書見 「世界経済の死角」 未来に展望を持ちづらいからこそ知っておくべきこと。

andyのfireブログ - にほんブログ村 人気ブログランキングでフォロー

こんにちはAndyです。

*本ページにはプロモーションが含まれています*

皆様、働いて暮らしが良くなる実感がありますか?

住宅価格、株価は上昇している感じを受けていますか???

 

世界経済の死角 (幻冬舎新書) [ 河野龍太郎 ]

価格:1320円
(2025/10/25 16:17時点)
感想(1件)

 

これは円安で輸入品が高くなる、輸出を中心とした大企業が円安の影響もあり好業績を叩き出し結果として株高となっています。しかし、海外でのペットボトルの水の値段のように、円安だけでは説明できない内外価格差が存在しています。

この原因は、結局のところ日本の賃金が上昇していないからだと断じています。

 

過去30年に渡る課題、おそらく今後も続くであろう奥深い課題です。

◯よく言われる日本は生産性が低いからだ!

 1998年を1とした場合、先進国でアメリカはダントツですが、日本はアメリカを除く

 国々と遜色ない状況です。

 

内部留保と雇用慣習

・結局は、企業が叩き出した利益を内部留保に溜め込み、賃金に分配しなかった。

・一方、企業側は、不景気にリストラできない雇用慣習なので、賃金を抑えておくことが必要

 この2点により、日本企業は利益を内部留保として溜め込む習慣がついている。

 結果として、名目賃金からインフレ分を引いた実質賃金はマイナスが続いている状況。

 

この状況は、続くと思います。

日本型雇用は、世界で日本だけ。なので、過去30年間どのような手を尽くしてもインフレにならず、デフレのままもがいてきた状況。

不景気のときにリストラできなければ、経営側は安全を見て内部留保を溜め込む、至って日本人的な心理だと感じます。

慣習を政府が変えない限り、企業も変わらない、実質賃金はマイナスの状態は続くと思います。

しかし、日本人自体は、護送船団は大好きだと思います。染み付いていると言っていいくらい。

 

目次に関しては以下となります。

序章:外国人にとってお買い得な国の裏側

1章:なぜ働けどラクにならないのか

2章:トランプ政権で世界はどう変わる?

3章:為替ににじむ国家の迷走

4章:日本からお金が逃げていく

5章:AIと外国人労働者が中間層を破壊する

最終章:かわりゆく世界

 

失われた30年のうち、20数年はまさに重なっていましたので、振り返ってみるとこの本で書かれていることに非常に頷けます。

そして、この本の通りの日本の展開になると感じています。

 

 

 

どよ〜〜〜んとした雰囲気が日本を覆っているように感じます。

だからこそ、私は過去の欧州の歴史に学び、自分自身の感じ方方向性を作りたいと思う次第です。

また、一般人として思いますのは、実質賃金が伸びない、インフレに負けている以上は、

人口減少を踏まえると、東京以外に住んでいる場合は、レバレッジを掛けた家に投資せず、

金融資産に投資する方向性が改めて大事だと感じました!

 

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。

 

よろしければポチッとお願い致します。