こんにちは、Andyです。
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皆様、イデコ(確定拠出年金)は継続的にされていますでしょうか?
無駄に税金を支払っていないでしょうか?
イデコや確定拠出年金は、所得控除が確定申告時に適用されるので、非常にオススメです。
ただ、このイデコや確定拠出年金を引き出す時(60歳以上)退職所得控除が適用されるのですが、この控除に関して増税の方向性にて議論が開始されています。
このことに関して、備忘録も兼ねて記載してまいります。
◯メリット、デメリット
メリット:
- 税制優遇:
- 運用を自分で選択:
- ポータビリティ:
- 転職や退職した場合でも、積み立てた資産を持ち運び、継続して運用できます。
デメリット:
- 原則60歳まで引き出し不可:
- 老後の資金準備が目的のため、原則として60歳まで引き出すことができません。
- 手数料:
- 口座開設・維持手数料、運用商品の信託報酬などの手数料がかかります。
- 運用リスク:
- 運用成績によっては、元本割れする可能性があります。
確定拠出年金(企業型DC)
メリット:
- 企業が掛金を拠出:
- 企業が掛金を拠出してくれるため、自己負担を抑えながら老後資金を準備できます。
- 企業によっては、従業員が掛金を上乗せする「マッチング拠出」が可能な場合もあります。
- 税制優遇:
- iDeCoと同様に、運用益が非課税で再投資され、受取時も税制優遇があります。
- iDeCoより手数料が低い場合がある:
- 企業が手数料を負担してくれる場合、iDeCoよりも手数料が安くなることがあります。
デメリット:
- 運用商品の選択肢が限定的:
- 企業が選定した運用商品の中から選択するため、iDeCoよりも選択肢が少ない場合があります。
- 原則60歳まで引き出し不可:
- iDeCoと同様に、原則として60歳まで引き出すことができません。
- 運用リスク:
- iDeCoと同様に、運用成績によっては、元本割れする可能性があります。
- 転職・退職時の手続き:
- 転職・退職時に移管などの手続きが必要です。
◯確定拠出年金、イデコを20年程度行ってきた個人的な感想
・拠出してきた金融商品
先進国株インデックス → 米国SP500インデックス
・現在までの拠出期間:19年程度(2006年〜2025年現在まで)
・感想
やってて良かったと思っています。2008年〜2010年のときには、リーマンショックで−50%程度でした。このときは、60歳まで引き出せないのだから、まあそのままほったらかしにしよう、という感じで全く見なかったです。
その後の大幅リバウンドで、大黒字!
2020年のコロナショックもあり、大幅に下落しましたが、その時リーマンショックの時まで下がることはなく、コロナ禍でも黒字のまま、このときも同様にほったらかしにしました。
現在、大きく黒字で推移しています。
◯毎年の確定申告
皆様、ぜひ確定申告されてください。所得控除で所得税・住民税が少なくなります。
◯60歳以降の引き出し時
・拠出:現在65歳まで掛けることが可能となっています。ただし手続き必要
・引き出し:60歳〜75歳
・税制優遇:一時金として引き出す もしくは 毎年引き出す
長い間掛けている場合は、一時金がお得
・一時金の場合:退職所得控除適用可能
受け取り方に2パターン考えられます。ただし、会社より退職一時金がある場合のみです。
①退職一時金取得 →(間隔) イデコ引き出し・・・間隔19年以上
②イデコ引き出し →(間隔) 退職一時金取得・・・間隔4年から9年へ議論中
①退職一時金取得 →(間隔) イデコ引き出し・・・間隔19年以上
①は会社員で中途退職し、退職金がある場合に用いるかと思います。
仮に20年勤務し退職した場合、退職金は800万円まで控除されます。
仮に1000万円の退職金があった場合、100万円に所得税・住民税がかかる計算となります。
(1000ー20*40)/ 2 = 100
また、退職所得控除を使用して、次に使用できるのは間隔19年以上開ける必要があります。
つまり、以下のようになります。イデコに退職金控除を利用したい場合には、中途退職の年齢に制限がかかってしまいます。現時点では。
75歳でイデコ引き出し → 56歳までなら退職金の控除利用可能
70歳でイデコ引き出し → 51歳までなら退職金の控除利用可能
65歳でイデコ引き出し → 46歳までなら退職金の控除利用可能
若い頃から確定拠出年金やイデコの利用を開始した場合には、このパターンで引き出す場合、
最大で42年間の加入、控除期間となります(23歳で加入、65歳で加入終了)。
この42年間の加入期間の場合は、2340万円の退職所得控除が適用されます。
大きいですよね。この金額の税金控除は。
おそらく、この19年という期間は、もう変わることはないかと思われます。
②イデコ引き出し →(間隔) 退職一時金取得・・・間隔4年から9年へ議論中
個人的には、これは使いたくない手法です。イデコの運用期間が短くなるためです。
これは令和7年度の国の予算策定時に間隔9年へ延長されそうでしたが、ストップされました。ただ、国としてはこの間隔を9年と伸ばして、増税を行いたいようです。
65歳で退職・一時金 → 現在61歳イデコ引き出し 今後:56歳イデコ引き出し
これは無理になります。イデコは60歳からの引き出しと決まっています。
つまり、国はこの間隔を9年とすることで、70歳まで働くように持って行きたい
という考えです。そもそも年金が厳しい、そもそも人手不足 という理由です。
70歳で退職・一時金 → 現在66歳でイデコ引き出し 今後 61歳でイデコ引き出し
これなら、イデコ引き出し60歳以上、間隔9年という2条件に合致します。
健康でまだまだ働ける体力がある、という方はこのパターンを活用できると思います。
しかし、70歳まで働いて、退職金が出る働き方はあるのだろうか???現時点では
ほぼ無いように思います。
これは、定年を70歳義務化、退職金70歳受取、イデコ60歳、61歳受取、というような
事を国はイメージしていると思われます。
日本の人口は今後必ず減るので、人手不足は必ず続きます。そのため、移民を大幅に受け入れることはしない代わりに、70歳定年制度とすることで、人手不足の度合いをマイルドに
というような事でしょうか。
健康であれば可能かと思われますが、人生人それぞれ。健康寿命は70歳代ですので、よくよく自分自身の人生、生き方を考える必要があるように思っております。
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